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coco's bloblog


06/05/26

金曜だし 金曜だし - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク - 金曜だし - coco's bloblog

帰ってすぐ着替えもせずに堅苦しい格好のまま原付にまたがって買い物に行ってきた。今日の戦利品。

元気なぼくらの元気なおもちゃ (奇想コレクション)

『元気なぼくらの元気なおもちゃ』 ウィル・セルフ(河出書房新社)

奇想コレクションの新刊。目新しい作家なので、これは早めに読んでおこう。


火星縦断 (ハヤカワ文庫SF)

『火星縦断』 G・A・ランディス(ハヤカワSF)

なーんだ、カバーは『コラプシウム』路線じゃないのか。


宇宙嵐のかなた (ハヤカワ文庫SF)

『宇宙嵐のかなた』 A・E・ヴァン・ヴォクト(ハヤカワSF)

久々に嬉しいリバイバル。しかし250ページで¥700か・・・


あとは漫画で『エマ』7巻、『ヨコハマ買出し紀行』14巻、『もやしもん』3巻。


それとDVDも二本。

悪魔の棲む家 (UMD Video)

『悪魔の棲む家』

もちろん昨年公開されたリメイクのほうね。こんなものはレンタルしてポピーで済ませばいいと思うんだけど、それすらもめんどくさいし、週末だからうきうきして開放的になってるしで、つい買ってしまった。



キング・コング プレミアム・エディション [DVD]

『キング・コング』のプレミアム版。『白い家の少女』が置いてなかったので、つい買ってしまった。本編はまだ当分観なくてもいいかなという気分なので、おまけディスクの方だけ見よう。

あー・・・買いすぎた。


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サラ・ウォーターズ『荊の城』は下巻へ。

第一部はスリの少女スウの視点で書かれていましたが、第二部はお城の令嬢の視点で語りなおされ、当初信じさせられていたものがすべて覆されます。この企みで書かれた作品はいくつもありますが、今回まったく予備知識もなく読んでいたのでコロリと騙されてとてもよい気分。でもamazonでは軒並み評価が低いようで、例えば華麗な表紙絵で勝手にゴシックものと勘違いしたとか、このミス一位という誉にだまされただとか、先入観によって思い違いをしていたことでの攻撃が多いみたい。私としてはこれ、昔よくあった"ヘン"な漫画(SFマガジンで唐沢さんが取上げてたようなお莫迦すれすれのバランス感覚が危うい緊張感を醸し出しているようなもの)を思い出したりして大変心地良く読めているのですが。

ちなみに<昔よくあったヘンなマンガ>というものを、記憶の断片の寄せ集めで再構成するとこんな感じ。

私は映画俳優のようにハンサムなパパ(子供がいるように見えない)とモデルのような美人のママ(なぜか金髪)と三人で、郊外の洋館で幸せな暮らしを送っています。しかしかねてより病弱だった母は風邪をこじらせて死んでしまい、やがて新しくママハハが家にやってきます。新しい母はこれまた絵に描いたような美人ですが、しかしその性格はまさに鬼。パパの見ていないところでは恐ろしい形相に変わり、ことあるごとに私をいじめます。そしてある日、仕事で海外へと出かけたパパの留守の隙を狙い、ママハハはアイジンを家に連れ込み、パパを殺して財産を乗っ取る計画を立てます。その計画を盗み聞きしてしまった私。しかしママハハにすっかり騙されているパパを信用させるに足る証拠がありません。悶々としているうちやがてパパが帰ってきて、哀れパパは断崖から海へと突き落とされて死んでしまいます。まんまと家と財産を手に入れたママハハ。あと邪魔なのものは私だけです。これまで以上に私に強く当るママハハと、今では大手を振って家に出入りしている彼女のアイジンまでもが私を脅かすようになり、日増しに憔悴し痩せ細ってゆく私。しかもあろうことかこの二人は、私にかけた保険金目当てに今度はこの私までその魔手にかけようと計画していたのです(実は母親の病死にも関与していた事実がここで明かされる)。それを知った私は両親の復讐を誓って家を飛び出しますが、ああなんということでしょう、奴らのずるがしこさはまさに悪魔のようです。二人は事前に手を廻し、私を精神病院へと閉じ込めてしまったのです。私がいくらあの二人の悪事を説明しようとも、この私こそが狂っているとみなされるのがおちです。そして抵抗むなしく私は監禁の身となり、いつ自由になれるとも知れぬ無為な日々を過ごすのでした。

実際自分は本当に狂っているのではないかとすら思い始めたある日、一人の天使が私の前に現れます。それは新任の看護士で、そしてああなんということでしょう、その容姿は亡くなったパパにそっくり(まったく書き分けができていない絵)なのでした。

おっとっと・・・際限なく書き続けちゃいそうだ。と、こんな風に大げさで破綻すれすれの漫画が昔は多かったなぁ。置かれた境遇がひどければひどいほど燃えるんだよね。と、まあこれに近い愉しさがこの本にはありますよと言いたかったわけです。さ、仕事しよ。