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07/03/26

[] たとえ世界を失っても  たとえ世界を失っても - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  たとえ世界を失っても - coco's bloblog

前方に富士見さんと見慣れぬ生物を発見した早川さん。

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この漫画のテ-マは読書です。


[] 『タイムスケープ』 グレゴリイ・ベンフォード  『タイムスケープ』 グレゴリイ・ベンフォード - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  『タイムスケープ』 グレゴリイ・ベンフォード - coco's bloblog

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1998年、世界は破滅に向かって突き進んでいた。慢性的な異常気象、食糧難、エネルギー危機…。北アフリカでは旱魃で住民がつぎつぎに餓死していく。そして南アメリカ沖で発生した赤潮は、地球的規模での大災厄の前ぶれだった。だが、すべては1960年代以降に使われはじめた農薬などの化学物質による環境汚染が原因なのだ。過去を変えぬかぎり、世界は救われない。―そこでケンブリッジの物理学者ジョン・レンフリューは、光よりも速い粒子タキオンを使って過去へ通信を送ろうと考えたが!タイム・パラドックスに挑む科学者を鮮やかに描く、ネビュラ賞受賞の傑作ハードSF。


初ベンフォードということでガチガチのハード系を想像して読み始めたら、あれっ?

物理学の薀蓄はあるもののイメージし易い比喩を用いて随分解りやすく書かれています。そして何よりも、この大ボリュームのほとんどが科学者の日常描写に費やされていて、そこにまず戸惑ってしまいました。科学者を薄っぺらなヒーローとしか捉えないことの多いこのジャンルに対する挑戦なのか、随分思い切ったスタイルを取ったものだと思えますが、それが成功しているかどうかはいささか疑問。そもそも痴情話とか家庭内の確執とか、読み易さを損なうのみならず、大方の読者には面白く読めるはずもないものと思えるのですが。

その部分、同業者ならどうなんだろうという疑問を持ちますが、他分野からのアプローチが一切ないところこそ逆にどうなんだろう。環境問題を扱うにしては生態系方面からの記述がほとんどないので随分歪な印象を受けますし、この壊滅的な状況にいたるまでの過程や対策がどう行われてきたのかといった経緯もわからないので、いきなり過去を改変しようなんて随分むしのよすぎる話じゃないですか?と、思ってしまうわけですよ。実際的なダメージとして描かれるのが食中毒なんて・・・。

とはいえ、これぞSFならではとしか言いようのないラストシーンなど、時というもののヴィジュアル・イメージに新たな視点を与えてくれるものとなっていて、ここまで耐えてきた努力が報われたとすら思える印象深いものでした。めちゃ疲れたけど。


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今日から読み始めたのはオースン・スコット・カード『ソングマスター』。随分久しぶりの再読です。いや、面白い面白い。やおいとか少女漫画的ノリもいいんだけど、『無伴奏ソナタ』や『死者の代弁者』にそのまま通じる手口のあれこれがすでに見え隠れしているのも興味深い。これ、ラノベとかアニメ好きの人に読んでもらって感想を聞いてみたいなあ。