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coco's bloblog


07/11/14

COCO20071114

めも めも - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク - めも - coco's bloblog

伊藤計劃『虐殺器官』は半分ほど。平行して読み始めた小川一水『時砂の王』もさくさくと進んで半分ほど。

このペースだと締め切りまでにまだ何冊か読めそう。奇想コレクションとか国書刊行会の<未来の文学>も読んでおこうか。

早川さんしか描いていないのでペインターXを購入したことすらすっかり忘れていた…のでラクガキのクトゥルーもどき(→)。頭だけで力尽きた。デジタル水彩しか使っていないので、相変わらずソフトの使い勝手などはさっぱり。


[] 『Self-Reference ENGINE』 円城塔  『Self-Reference ENGINE』 円城塔 - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  『Self-Reference ENGINE』 円城塔 - coco's bloblog

Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

進化しすぎた人工知性体が自然と一体化したとき、僕と彼女の時空をめぐる冒険は始まった。イーガンの論理とヴォネガットの筆致をあわせもつ驚異のデビュー作。

このわけのわからなさはディックの『ヴァリス』なんかに近い気がするけれど、そんな危ういところで炸裂する奇想がやたらめったら面白く、久しぶりに睡眠時間を削っての一気読み。

体裁は連作集ながら、そのトーンは語ってることの落ち着きのなさとは裏腹に終始一貫安定し、全てのエピソードがめくるめくヴィジョンを提示して魅力的。

多層構造…という言葉は、貧困すぎる私のイメージだと、紙っぺらが少し浮いた状態で何枚も積み重なったところを少し斜め上から見下ろした、ってそんなあまりにも安易な絵しか連想させないため適当ではないか。あえて例えるなら本書エピソードの一つである家に重なって家が生えてくる異形の画のほうがふさわしいところ。そんな風に補い縺れ絡み連鎖してゆく各話がまたとてもよくできた短編にもなっていて、一篇の中だけでも、毎度奇妙な事象をあえて判りやすく例えたり、過剰すぎてそれがさっぱり的を射ているように見えなかったり、また冗談めかして打ち消してみたり、となんとも煙に巻かれつつ、終わって残るのはよくわからないながらもすごいものを読んだという確かな満足感。

例えば前述の『ヴァリス』やらピンチョンやらを読んだときに感じる「わからな」さとは異質の、確かな手応えを持ったわからなさというか、なんだそれ。わからないのに面白いってことは細部しか見ていないってことでもあるので、要再読ということで。


[] 病める狐  病める狐 - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  病める狐 - coco's bloblog

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