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08/06/22

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今日は無理だろうと諦めていたが、雨が小休止した隙を狙って出かけてしまった。狙いは以前運良く一枚だけ撮れたトガリアナバチ。警戒心が強く葉上に止まる時間も極端に短いためこれまでは上手くいかなかったが、動きの鈍る降雨時ならなんとかなるかもしれない。


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このハチはいつも決まったエリアで一個体のみ見かけるので、今日はその場所にしゃがみ込んでじっと待つことにした。

上の写真のような場所で、下草は伸び放題。雨の合間なのでこんなところを歩けば当然下半身はずぶ濡れになるが、普段とは違う目線で周囲を眺めるだけで、色んな虫たちが目について楽しい。

葉裏にはカメムシやゾウムシのような小型のものから、ムシヒキアブや大型のアナバチまで、多くの虫たちが避難している。日差しはなくともむっとする草いきれは強く、これもまた心地よい。

待つこと15分ほどだろうか、小雨がぱらついてきた頃お目当てがやってきた。しかし葉から葉へと次々に飛び移ってゆくため、ピント合わせが間に合わない。ようやく身繕いをする隙を狙って2枚だけ撮れたが、欲を出してもう一歩近づいたところで逃げられてしまい、この後はもう戻ってこなかった。


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アナバチの中では最大種らしく、2cmほどだろうか確かに大きい。目の大きさからアブとハチの中間のような印象を受けるが、れっきとした狩りバチ。『ファーブル昆虫記』ではカマキリ・ハンターとして紹介されているが、わが国のものは主にバッタ類を獲物とするらしい。

昆虫写真を撮るようになって以来また図鑑を見る機会が増えたが、このハチは魅力的な姿からずっと気になっていた。まさかこんな家のすぐ傍で見られるとは思っていなかったので、初めて実物を目にしたときは感動してしまった。次は獲物を抱えているところを撮りたいものだ。


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今日は一日降り止みそうにないので、撮り溜めた写真の整理。

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通常のジガバチに混じって時折目にするアメリカジガバチ。その名のとおりアメリカからの帰化種で、終戦直後に進駐軍と共にやってきたらしい。


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わが国にもこれとそっくりなキゴシジガバチという種がいるが、アメリカジガバチの分布拡大により激減している。同じクモを狩る者として競合は避け得ないのだろうが、その名に「アメリカ」などと冠された相手には、そりゃあ敵いっこないだろうと一瞬でも思ってしまうのは敗戦国根性が自分にも根付いているからなのか、それともアメリカザリガニなどの例が無意識に呼び起こされるからなのか。

しかし、これらわずかな例から外来種は強いというイメージが植えつけられがちだが、その陰で話題にのぼることなく根付かなかった種も実際は数多くいるのだろう。マッカとかマッカチンというアメリカザリガニの大物の呼称はマッカーサーから来ているらしいが、彼の遺した言葉どおり、ただ静かに去っていった多くの者たちが。


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空き家となって久しい隣家の玄関にフタモンアシナガバチが巣を作った。水平に作られたので観察しやすく嬉しいが、目に付きやすい場所だし、すでに近所でも話題になっているので、そのうち駆除されてしまうかもしれない。

人知れず生息域を拡大したり、ひっそりと種の終焉を迎えるものもいれば、人の生活エリアと重なりあってなお逞しく生き延びるものもいる。