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coco's bloblog


09/08/03

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[] 『ミストボーン―霧の落とし子〈2〉赤き血の太陽』 ブランドン・サンダースン (ハヤカワ文庫FT)  『ミストボーン―霧の落とし子〈2〉赤き血の太陽』 ブランドン・サンダースン (ハヤカワ文庫FT) - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  『ミストボーン―霧の落とし子〈2〉赤き血の太陽』 ブランドン・サンダースン (ハヤカワ文庫FT) - coco's bloblog

ミストボーン―霧の落とし子〈2〉赤き血の太陽 (ハヤカワ文庫FT)

“霧の落とし子”にして盗賊団を率いるケルシャー。彼の仲間に加わった少女ヴィンは、合金術の訓練を受けて、ルノー家の令嬢という偽の身分を装い貴族社会に入った。すべては“終の帝国”を転覆させるという計画の一端である。計画の壮大さや過去の経験からケルシャーを信じかねていたヴィンだが、彼の人柄にふれ少しずつ希望を感じはじめる。そんななか、彼女はルノー嬢として、読書家の風変わりな青年エレンドと出会い…。

後一冊で収拾つくのか、と思ったらこれ、原書でいう三分作の第一巻をさらに三分冊にして刊行しているんだった。つまり全9冊になるのかな。なのでこの時点で評価する意味はあまりないんだけど、前巻「灰色の帝国」からの面白さはずっと持続中。ということは続きも当然読む予定。最近のこの手の大作ファンタジイの中では、一番といっていいほど読みやすく面白い。

いわくありげな出自の若者を主人公に、ワイルドで頼れるけどちょっと陰のあるリーダー、魔術師的な賢者、と随分オーソドックスなキャラクター配置ながら、各人物は皆魅力的に描かれているし、オリジナル(とは言えないかもしれないが)要素である合金術や世界の成り立ちも徐々に膨らみを増してきて飽きさせない。

今回ついに社交界デビューする盗賊団少女ヴィンだが、貴族社会の中から世界を眺めることで、彼女の認識と共に作品としての厚みもぐっと増している。パーティの席で若い男の子と知り合ってきゃっきゃうふふ……といきなりそうはならないんだけど、ややツンデレ風味も加わってわりとお約束の微笑ましい展開。しかしその相手が実は○○だったりして、これは身分違いの恋へと発展したりする展開なのかー、とやっぱりこういうところには期待してしまうんだな、これが。

一方で革命の下準備も着々と進み、気を引き締めざるを得ない凄惨な場面を経ていいところで次巻へと続く。続き、早く、早く。