Hatena::Grouphorror

coco's bloblog


15/01/02

[] 描きなおし    描きなおし   - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  描きなおし   - coco's bloblog

f:id:COCO:20150102195812j:image


f:id:COCO:20150102195813j:image


f:id:COCO:20150102195814j:image


f:id:COCO:20150102195815j:image


f:id:COCO:20150102195816j:image


f:id:COCO:20150102195817j:image


f:id:COCO:20150102195818j:image


f:id:COCO:20150102195819j:image


f:id:COCO:20150102195820j:image

11/12/23

[] 這いよる混沌になるための簡単な方法  這いよる混沌になるための簡単な方法 - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  這いよる混沌になるための簡単な方法 - coco's bloblog


f:id:COCO:20111223001226j:image

「で、今日は何のコスプレなわけ?」

長い付き合いの友人は、このいたって平凡な制服姿にも何らかのコンセプトがあることをわかってくれたようだ。

「じゃじゃーん! 今日は男の娘です」

わたしはここぞとばかりにポーズを決めて宣言する。

「は?」

「こ、の部分にはむすめという字を当てます」

「あー…でもそれだとほんとは中身が男でしょ?女のあんたがやったらおかしいんじゃないの?」

「だから心は男の子になりきってます。初めての女装をした男の子ならではの恥じらいというものを表現してみました」

「そのために髪まで切ったわけ?」

「もっちろーん!」

友人は深い深い溜息をついた。

コスプレ趣味もエスカレートすると、衣装やメイクだけではだんだん満足できなくなってくる。というわけで、最近では内面も含めたメソッド演技法的なコンセプトがマイ・ブームなのだ。

「わたしのことはナイアルラトホテップと呼んでくれてもよろしくってよ」

「なにそれ?」

「千の顔を持つ神様…みたいなもの? 七つの顔の多羅尾伴内どころじゃないよ。千だよ千!」

「…わけわかんない」

「じゃあ縮めてニャルちゃんでいいや」

友人は目を伏せて、またまた深い溜息をついた。


ナイアルラトホテップは「無貌の神」なる異名も持つ。つまり本当の顔が無いわけだ。わたしは本当の自分と向き合いたくないがためにこんなことをしているのかもしれない。そんな自覚は確かにある。しかし自分に自信はなくとも、これから探して、変わってゆくのもいいじゃないか。

行き着くところまで行ってやろう、そんなわたしのコスプレ熱はさらに加速していった。衣装や小道具のみならず、メイクも独自の試行錯誤を繰り返す。市販の化粧品では飽き足らず、模型用から工業用まで手当たり次第。それは最早整形、特殊メイク、果ては魔改造の類。皮膚が荒れようとおかまいなしに、切ったり盛ったりを繰り返しての身体改造。


やがて魔が訪れた。

魔が入り込むには空ろな容器でなければならない。自分の顔を捨てたことが幸いしたのだろう、私は喜んでそれを受け入れた。

ここに至り、努力は過去のものとなった。望むだけの姿を手に入れた私はあらゆるイベントを席巻する。羨望も嫉妬も受け流し、追いすがるフォロワーなど軽やかに置き去りにする神出鬼没。瞬きの一瞬で異種にまで変わり身するわたしは、いまや見るもの全てに異なる顔を見せることができる存在なのだ。


TVからの出演依頼があった。オタクムーヴメントを取り上げてはお寒いコメンテーターがとんちんかんな批評を垂れ流すよくある番組だ。競争相手のいないコスプレイベントなどではもう満足できないわたしは、次の次元へのステップとしてこの依頼を受けることにした。元来こういったイベントには大昔の見世物小屋的側面もあったのだが、そんな胡散臭いフリークショウの中にも極稀にだがホンモノが混じっていることを、世間に向けて知らしめてやろう。つけまつげとアヒル口で媚を売るだけでは到達できない高みというものを、これからわたしがお見せしようではないか。


「本番入りまーす」

その呼び出しにわたしは、粘り気のある唸り声で了解と返した。

わたしってば今最高に輝いてる!

そして、滴ってる!


f:id:COCO:20111223001225j:image

11/12/18

[] 怪物たちの見る夢は  怪物たちの見る夢は - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  怪物たちの見る夢は - coco's bloblog

頭上を漂う物体が巨大で滑らかな体表に小さな影を落としたとき、「それ」は覚醒した。岩の間を這い回る小さな甲殻類や、遠巻きにこちらを眺めるだけで決して近づいてこようとはしない臆病な魚どもを眺めることに飽き考えることを止めてしまって久しいが、海流に乗って頭上をゆっくりと通り過ぎてゆく、見慣れた生き物たちのどれとも違う小さな物体を目にしたとき、それは数万年ぶりに好奇心というものが湧き上がるのを感じた。

細い触手を伸ばし潮の流れに漂う小さな体を捕獲すると、そのまま体内へと浸入する。極度の低水温のため意識を失っているだけで、まだ死んではいないことがわかる。そのまま脳へと達した触手の先端で記憶を探ると、そもそもこの生き物は死の産物であることがわかる。

面白い。


f:id:COCO:20111218204939j:image


怪物、とこの生き物は呼ばれていた。死体を繋ぎ合わせて作られたこの怪物は、造り主に敵対し、結果殺し、ここへ流れてきたらしい。

自分と似ている、とそれは思った。

しかし怪物の造物主に対する複雑な感情だけは、それにはまるで理解できなかった。裏切られ、罵られ、この惑星最北の地まで追い詰められようとも、そこには造物主に対する信仰にも似た奇妙な愛があった。そして間接的にとはいえ己を造りあげた神を殺してしまったことに、深く絶望している。

それは触手を手繰り寄せ、体内へと小さな怪物の肉体を取り込んだ。世界は同じようなことを繰り返しているようだが、恐ろしく様変わりもしているようだ。そして興味を惹かれた。使役させるための道具をなぜ自分に似せて作ろうなどと考えたのか。

怪物の、あるかなしかのわずかな意識が拒絶を示す。

もうそっとしておいてくれ、と。

不快な他者の意識を遮断し、必要な記憶のみを食らい、それは己の体の一部を切り離して浮上を始める。


f:id:COCO:20111218204937j:image


新しい世界に紛れ込むためにはこの者と同じ形をとるべきだろう。

それは変化する。およそ水中での生活に適した形態でないことがすぐにわかり、不恰好な四肢をばたつかせひたすら海面を目指す。

意思の疎通には肉体上部にある器官から発せられる音を使うことを理解する。

それは再び産声をあげる。

以前にもこんな声で啼いたことを思い出す。

てけり・り……と。


f:id:COCO:20111218204938j:image

11/06/19

[] 出来てきた  出来てきた - coco's bloblog を含むブックマーク はてなブックマーク -  出来てきた - coco's bloblog

『異形たちによると世界は…』著者校があがってきたので最後のチェック中。

f:id:COCO:20110619153428j:image


7/25日頃の発売です。