
18/04/05
■ [自然・虫] ギフチョウ他

湿地ではわずか三日ほどの間にナンカイイワカガミが咲き始め。
林道脇には小さなスミレが各種増えてきた。
帰りがけ、駐車場脇の開けたところを飛ぶギフチョウを発見。
追いかけてみる。
薄暗いのでストロボを使ってみるが、プリ発光ですぐに飛び立ってしまう。
仕方ないので追いながら撮り続ける。
こちらの気配に敏感で、とまっても近づこうとするとすぐ飛び立ってしまう。
しばらくしてヒメカンアオイに産卵をはじめた。
よい葉を探していたわけか。少しだけ撮らせてもらいその場を離れた。
ニワハンミョウがたくさん現れていた。
今年はどの虫も一週間ほど早い印象。
ヒラタアブの仲間があちこちで浮いている。
帰りに立ち寄った河原ではクマバチ♀が数頭訪花していた。
こちらははるかに数の多いタイワンタケクマバチ。
場所によってはすっかり逆転してしまった。
♂を捕まえてみる。肢の力が強い。
ジャコウアゲハが現れた。
そういえば、名の通り麝香の匂いがするらしいので嗅いでみればよかった。
18/04/03
■ [自然・虫] 春の湿地

あっという間に暖かくなって桜が満開。
しかし山歩きでそれ以上にうきうきするのは、ツツジが咲きはじめたこと。
虫が一気に増える合図。
道の脇にはスミレが。
湿地の奥ではショウジョウバカマや…
ハルリンドウも咲き始めた。
越冬組で目立つのはテングチョウ。
そしてホソミイトトンボ。
まだ茶色が残っているが…
翌週には鮮やかな水色に変わっていた。
今年最初のアマガエルは昨年と同じ場所。
昨年と同じ個体な気がする。そうであってほしい。
カナヘビがあっちでもこっちでも日向ぼっこ。
木道滑り止めの針金の上では歩き難そう。
ちびっこいのは手を差し出せばあちらから掌に乗ってきてくれる。
開けた荒地の地表ではコハナバチの一種が営巣活動中。
その巣に労働寄生しようとハラアカハナバチの一種がついて回る。
じっと観察しているとセーターの袖口で一休み。
この季節、小さなコメツキが数種目にとまる。
ビロウドツリアブのもふもふ丸い尻。
タベサナエの羽化も始まった。サナエの仲間では最も早い。
ちょっと足元の泥を掬えばヤゴも見つかる。
近所の河原は一面の菜の花。ミツバチがたくさん活動中。
ハナアブも各種、たくさん集まっている。
一週毎に顔ぶれが増え、山の色合いも移り変わりゆくこの季節が大好きだ。
18/03/11
■ [自然・虫] 産卵後

先週はまだヒキガエルの産卵は見られず、そして今週はすでに終わっていた。
一年のうちのわずか二、三日の間、回覧板も回さずよくみな同じ日に集まってこられるものだ。
今年は親の姿を見られなかったけれど、産んでくれただけでもありがたい。また来年を楽しみに待とう。
池の畔に営巣するコハナバチとは別のヤヨイヒメハナバチらしきハチが、林道脇の斜面にたくさん現れていた。
まだ♀の羽化待ちの♂ばかりのようだ。
みなぶんぶん巡回飛行し、ときおり日当たりのよい葉や枝に降り立つ。
降りやすい場所はいくつか決まっているので、狙いをつけて止まってくれるのをじっと待ち続ける気長な撮影。
ビロウドツリアブも現れた。
このアングルだと肢の長さが際立つ。
それにしても、コハナバチもそうだがまだ花がないけれど大丈夫なのか。
小さな飛びものが増えたせいか、近くの葉の上でハエトリが待機中。
帰りは河原の菜の花でミツバチ探し。
気温は15℃と十分だが、風があるのでほとんど見られず。
湿地ではテングチョウを見かけたが、今年初撮りのチョウはモンキチョウ。
18/03/04
■ [自然・虫] 春来たる

冬の間は鳥をあまり撮らなかった。
今年は町内にチョウゲンボウのつがいが居着いたりといろいろあったのだが。
今日は気温19℃。アズマヒキガエルの産卵目当てに湿地まで行ってみたが、最奥でわずかに卵塊が見られただけで、一番観察しやすいポイントでは見られず。遅れているだけならいいのだが。
越冬したホソミイトトンボがちらほら。
蕾に止まってくれるのはこの季節ならではの画。
池の畔の開けたところにはコハナバチがたくさん営巣していた。
朝まだ冷えていて飛べず、手の上で暖を取る。
ほどなくして飛び立ち、そしてぽてっと落ちた。
もうちょっと暖まっていきな。
日当たりのよい斜面に小さなカナヘビがたくさん。
この季節の太陽はお互いありがたいねえ。
曇ってきたので早めに切り上げて帰ったが、家に着くとまた陽が射してきたので近所の河原へ。菜の花を覗いてみるとミツバチが来ていた。
数は少ないがニホンミツバチ。
おっとりセイヨウミツバチはたくさん。
割合はセイヨウ:ニホンで10:1くらい。
さて、今年も無事開幕。
いつもの顔ぶれがいつものところにいてくれるだけで嬉しい。