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ettyanの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-03-21いま集合的無意識を このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

いま集合的無意識を、 (ハヤカワ文庫JA)

いま集合的無意識を、 (ハヤカワ文庫JA)

30年以上SFを書いてきたぼくは、第一線をはなれたような気分になっていた・・・・・・

ベテラン作家が、伊藤計劃『ハーモニー』と3・11後のフィクションの可能性を考察する表題作、

深井零がパーソナルなコンピュータを追い求めた記憶を 語る《戦闘妖精・雪風》シリーズのスピンオフ「ぼくの、マシン」、

多世界解釈を巡る異色スペースオペラ「かくも無数の悲鳴」など、

変遷し続けるコミュニケーションの様相を切り取った全6篇を収録

すごいです。

「ぼくの、マシン」

戦闘妖精雪風のスピンオフ短編。実は読んだことがないのですが、SFマガジンの多田由美子さんのマンガで何となく知っている程度。それでも、この短編はおもしろかった。自分にHOMEがない人間はHOMEを求めるというところが「ハーモニー」のミァハと重なる。

「切り落とし」

一転してSFミステリ。最近はやりのバカミスぎりぎりでかなりおもしろい。主観がころころ変わるのが何ともスリリング。ここまで複雑な設定にしているのに、何という納得のオチ。

「ウィスカー」

精神感応をもった子供のスリラー。

「自・我・像」

自意識とは何か。自我を持っているのは誰か。最後の最後までスリリング。気を抜けない。

「かくも無数の悲鳴」

多世界解釈をもとにしたオフビートな作品。量子SFのくだりを読んでいるともう、このテーマも一昔前の流行かなと思う。

「いま集合的無意識を」

表題作にして伊藤計劃の「ハーモニー」に対する論評と作者の強い決意をSF風に

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)

神林長平は「敵は海賊」しか読んだことがなかったので衝撃的でした。

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)

魂の駆動体 (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

とりあえずこの2冊をぽちっと!