2005-12-11 (Sun)
■ [FOCⅣ『悪魔の発明』] 『悪魔の発明』 井上雅彦 監修
初登場の作家の作品が面白かったアンソロジーでしたよ。アイデアからオチへ上手くつながっている作品がいいですね、やっぱり。
好きな作品は、
我孫子武丸『レタッチ』
岡本賢一『果実のごとく』
田中啓文『俊一と俊二』
といったところです。
次は『水妖』。何故かヒロモト森一の漫画が載ってるぞ。
■ [FOCⅣ『悪魔の発明』] 『ハリー博士の自動輪-あるいは第三種永久機関-』 堀晃
音信不通だった学友から招かれ見せられたのが、動力を供給することなく動き続けるという観覧車の小さな模型だった。これをモデルとした巨大な観覧車をある独立国家の式典に向けて製作するという。
何故永久に動き続けるのか? というところがネタですが、オチがなかなか楽しかったです。ここまでスケールが大きくなるとは。
2005-12-10 (Sat)
■ [FOCⅣ『悪魔の発明』] 『断頭台?』 菊地秀行
ある田舎ものが持ってきたのはギロチンそっくりの装置だった。
「こいつは、首から胴を斬り落とすよう設計されています」
面白いな、と思ったんですが、これが全然生きてこない。何故命令を聞くようになるのかも分かりません。イマイチでしたね。
2005-12-09 (Fri)
■ [FOCⅣ『悪魔の発明』] 『柴山博士臨界超過!』 梶尾真治
発明王で大金持ちで女性に人気で天才的頭脳の持ち主である柴山博士の研究発表中に大爆発が起こった。
爆発したのは臨界を超過してしまったからなんでしょうね、きっと。性欲が増加するなんてことは全く必要の無いネタのような気もしますが、なんともいえないバカバカしさがかもし出されていて良かったのかもしれません。
まぁ、なんだろう、こんなところですか。
2005-12-08 (Thu)
■ [FOCⅣ『悪魔の発明』] 『スウェット・ルーム』 安土萌
パックツアーで訪れた西洋の古城。迷い込んだ部屋には拷問器具が並べられていた。
相変わらず短いのはいいんですが、全然面白くないよ。この作家のこれまでの作品は面白かったのになぁ。結局拷問されてオチ。これじゃあ納得できないですよ。
2005-12-07 (Wed)
■ [FOCⅣ『悪魔の発明』] 『白雪姫の柩』 田中文雄
隣の屋敷で見かけた女性は既に交通事故で死んでいるらしい。
なんか新味がないですね。それほど怖くもないし、ピンとこない作品でした。
結局、雪子さんは何をしたかったんだ?
下の方のネット書店ですが、本当に危険です。特にamazonの古本を買い出すときりがなくなります。あれもこれもほしいです。わたしは転勤族なので、いつも妻ににらまれています。
しかも、殺戮とかホラーとかモンスターとかそういう本ばかりなので余計にねえ・・・
そうか、Amazonは古本も買えましたね。便利だよなぁ。でもまだ踏ん切りがつかないのですよ。にらむ人もいないので利用しようかな。